映画なんて嫌いな私が「トゥルーマンショー」を見て
人生は長くて短いから、後悔なく生きること。
もし誰しもが虚構の現実を生きているとしたら、
神様だけが知っているとしたら、
誰も知る由もない人生だが、
神様が決めた運命に逆らうこともできる。
逆らうことはリスクをとって安全地帯から抜け出す勇気だ
何かから逃げようとしても逃げられない時もある
だけど諦めず船を進めることで、壁にぶちあったとき、
それを突き破るのではなく、笑顔で階段を上って扉をひらく自然な行動がとれるのだ
自分の気持ちに正直に生きることはそう簡単なことではない
何かの仕組みの中でハムスターのように歯車を回し続けることや、
世の中のもとめる演出を生きねばならない人たちがほとんどだと思う
それが役割ということで安心している人もいるし、誰かに求められているという安心感が得られることでもある
だが、真実はそこにはない
本当に自分はどうしたいのか
毎日問い続けることで、扉の前に立った時、その先が闇に見えても開けることができるのだ
もちろん開けずにいてもいい。
それは個人の自由だ
だが、もし今自分の生きている世界に少しでも不安や不満を抱いているとしたら
何がしたいのか毎日問い続けることで、別の世界につながる扉を開くきっかけをつかむことができるかもしれない
トゥルーマンは虚構の幸せを疑って、本当に自分の気持ちに正直になり続けた結果、
EXITまでたどりつくことができた。
そのEXITの先に、愛すべき人を会える幸せな結末だとしても、もしくはそうでなかったとしても、トゥルーマンは自分の決断を後悔することはないだろう
そう、もし明日世界が終るとしても、彼は自分に正直に、世界に疑いを持ち、本当の自分を問い続けたから。
誰とどこで何をしていても、私は何者で、どうしたいのかを、常に考えることで、一片の悔いぐらいは残さずに日々生きられるのではないだろうか。
レモンサワーで満たされた頭と胃が、キーボードをたたく指を止めない金曜の夜だった